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親の手で病気にされる子どもたち:医療乱用虐待と代理ミュンヒハウゼン症候群【商品番号:380】
¥2,420
報道されない児童虐待の実態 わが子を病気に仕立て上げ、医療を隠れ蓑にしておこなわれる虐待の事実と実例。2010年京都点滴汚水事件から11年。 母親はなぜ、我が子の点滴に汚水をいれたのか?医療をたくみに利用し、誰もが疑わなかった良き母の手で巧妙に仕組まれた、 「親の手で病気にされる子どもたちへの虐待」。 ──代理ミュンヒハウゼン症候群(MSBP)。国内外の実例をもとに、同症候群を紐解く。 著者:南部 さおり サイズ 四六判/ページ数128 p/高さ 18.8cm ISBN:9784909783806 ------ 目次 ------ 第一章 ミュンヒハウゼン症候群とはなにか 第二章 代理ミュンヒハウゼン症候群とはなにか 第三章 代理ミュンヒハウゼン症候群の実例 第四章 MSBPは「病気」なのか 付 録 映画・テレビの中の代理ミュンヒハウゼン症候群
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傷ついた脳の声が聞こえているか 〈この体で生きていく〉 リハビリテーションの旅【商品番号:349】
¥3,080
思うように動かない体。原因の分からない痛み。本当の原因は、身体そのものではなく「脳」にある。 脳を再生し、人生を再生する〈認知神経リハビリテーション〉の最前線。 著者:唐沢彰太 サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 21cm ISBN:9784909783493 ------ 目次 ------ Ⅰ リハビリテーションのリハビリテーション 第1章 リハビリテーションと患者とセラピストと 1 リハビリテーションと患者 ■リハビリテーション〜全人間的復権 ■細分化してゆくセラピストの仕事 ■セラピストの本質と専門性 2 リハビリテーションとセラピスト ■「〜することもリハビリです」 ■臨床現場の混乱・学校現場の困難 ■過渡期にあるリハビリテーション 3 患者とセラピスト ■患者とセラピストの関係は、生徒と教師の関係 ■「情動の記憶」は残っているのに「体験内容の記憶」が残っていない ■学習としてのリハビリテーション 第2章 患者の生きる世界と一人称 1 リハビリテーションの主役は誰か ■回復期のリハビリ病院で起きていること ■セラピストが患者の意識を受動的にしている ■退院後に、生活の水準を保つことができないのはなぜか 2 患者はリハビリをどう経験しているのか ■障害受容とは ■身体と精神の解離 3 臨床のなかで患者を知る大切さ ■個人の人生の来歴・職歴もリハビリに活かすべき重要な要素 ■痛みを有する患者のケース ■患者の「一人称」の声を聞く ■会話のスキルをリハビリの全領域へ 4 患者の一人称から病態を読み解く ■患者をみる三つの観察方法 ■痛みの治療における会話 ■苦い経験を繰り返し、最善の治療を提供する ■患者が生きる世界を知りたい Ⅱ 患者が生きている世界 1 《痛み編》 第3章「骨が割れるように痛いんです」 1 痛みとは一体、何か? ■痛みの管理 ■痛みの経験は患者に何をもたらすか 2 経験と身体を「語る」──その意味と可能性 ■慢性痛を有する患者への教育的介入 ■経験を語ることに対する教育 ■痛みについて語ることの重要性 ■傾聴しつつ共感しない 3 患者の認知を探る ■常に痛みのことを考えて生きてきた ■「痛みが無いと何だか寂しい、不安になる」 ■運動に対する強い恐怖感 4 「それは脳が驚いているんですよ!」 ■刻々と変化する患者の痛みと様々な認知 ■左上肢の実感から、著しい変化が起きた ■痛みがある身体を知る 第4章 豆腐に釘を打つような手術だった 1 患者がセラピストを信頼する時 ■「私の手術は大手術だったの」 ■「いつまでに」と「なぜ」──痛みの説明 ■「あなたは本当に素直な人。だから信用できたわ」 2 患者の言葉から「病態」を解釈する ■痛みの原因が「腑に落ちる」ように ■座位が激変した瞬間 ■「リハビリでできたから応用してみたの」 3 アプローチの対象は「痛み」ではなく「人」 ■患者の自立・自律 ■患者の本心 ■患者との本当の意味での信頼関係⑴──改善に対する期待 ■患者との本当の意味での信頼関係⑵──現状を知りたい欲求、痛みの変化と予後 ■そして、退院 第5章 驚愕の変化 1 チャンピオンケース ■外来で出会った骨折の男性 ■「いろいろ考えちゃったよ」 ■「訓練で曲がったから階段でも曲がると思った」 2 患者のなかで何が起きたのか ■痛みの原因は器質的なものではなく、防御性収縮 ■インフォームド・コンセントによる心因性の問題の解決 ■痛みがもたらす脳の変化と、リハビリのなかでできる経験がもたらすもの ■「脳の中の膝」をアップデートする Ⅲ 患者が生きている世界 2 《脳卒中編》 第6章 顔から腕にかけて痺れと焼けるような痛みが……「視床痛ですよね?」 1 「もう二度と感覚は戻らないと病院で言われた ■脳卒中後の痛み ■感覚障害は良くなるのか!? 2 感覚を分からなくさせている原因 ■動いているのが分からない時と分かる時がある ■目で見ながら手を触ると触れているのが分かるのに、目を閉じると分からなくなる ■運動と感覚の深い関係 ■感覚が分からないなかで生きていくことの本当の意味 3 視床痛と診断された痛みへの挑戦 ■そういえば…… ■痛みがないと不安になる 4 脳は矛盾を嫌う ■頭の中の地図を書き直す ■リハビリの効果と患者の変化 第7章 「私は脳の病気なのよね?」 1 脳に対する訓練の自覚 ■脳卒中は脳の病気 ■違和感という主訴 2 患者の意識を変えていく ■「力がまだ足りなくて重く感じるんです」 ■重さを感じる 3 「身体の重さ」に対する患者の意識が変化した ■「どうしてこんなに難しいの?」 ■「私は脳の病気なんだから」 4 両側の身体へ注意を分配することができるようになった ■身体を重く感じる本当の原因 ■そして卒業…… 第8章 話せない、離せない、目を離せない 1 患者を理解していく ■失語症との出会いと私の変化 ■「麻痺じゃないんですか……?」 ■さらに患者を理解する 2 患者の家族の理解を得る ■「目が離せないんです」 ■なぜ歩けないのか? 3 マネができない……? ■模倣・学習・リハビリテーション ■模倣の障害とは ■ちょっとしたずれの積み重ね 4 家族に対する教育 ■リハビリテーションにおいて教育を誰にどうしていくか ■家族の不安を減らすことがリハビリの幅を広げる ■それから…… Ⅳ 脳を育てる教師として臨床現場に立つ 終 章 患者への教育 1 「教育的な介入」をスタートさせるには ■臨床における患者への教育の基本的姿勢 ■経験が伴わなければ患者が腑に落ちることはない 2 セラピストが患者を「過去」に閉じ込めていないか? ■成長と改善との接点 ■「元通りになりたい」 3 再び人らしく、そして、再びその人らしく ■その人らしく生きていけるよう、あらゆる手段で寄り添う ■「障害をどうするか」から「これからをどう生きていくのか」へ ■今の自分に「居場所」をみつける ■障害という言葉がいらない世界の到来を信じて あとがき
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ドクターと教室をつなぐ医教連携の効果 第2巻──医師と教師が発達障害の子どもたちを変化させた【商品番号:486】
¥2,200
教材・教具の効果的な活用法や、肢体不自由児の対応など、発達障害へのより具体的で広範な指導法を紹介。発達障害をかかえた子どもたちと関わる、親と全教師、必読の実践集。 著者:宮尾 益知(監修)・向山 洋一(企画)・谷 和樹(編集) サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 21cm ISBN:9784905374862 ------ 目次 ------ ・医療および関係機関と連携し、現場の教育改革を推し進める ・指導の原則がある ・学ばない教師に、光は当たらない ・アスペルガーの子が変わったドクターからの教え ・医療との連携をアセスメントに活かし、発達障害へのこだわりを見直す ・終わりや場面の切り替えに弱く、大声や自傷が強く出る自閉症児の指導 ・怒り出すことが多く、周りの児童ともうまく関わることの苦手なASDの子の指導 ・多動で教室から出てしまい、授業を受けることが難しいADHDの児童の指導 ・問題行動を抱えるASDの子が医師のアドバイスにより安定する ・「連携ノート」で肢体不自由の子の成長を促進させ、彼の世界を広げる ・ドクターの処方や方針が、発達障害児の成長を後押しする ・すべての子どもの成長により良い環境を作る ・医教連携で女児の顔に笑顔が生まれた ・酒井式描画指導法オリジナルシナリオで、図工が大嫌いなA君が変わったドラマ ・書きの困難を抱えたB君が変わった ・TOSS実践と医学的支援による「逆エース」Aさんの変化 ・家庭・医療との連携が支援の必要な子を安定させる ・医教連携で子どもが変化する ほか
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姿勢・動作・症状の解釈と治療戦略 下肢編―股関節・膝関節・足関節【商品番号:793】
¥5,830
理学療法スキルアップ Physical Therapy fo 卓越した療法士たちの治療戦略を紹介。「姿勢・動作・症状」を焦点に臨床がそのまま伝わる、理学療法戦略の決定版。図版や写真で詳…観察・評価・分析から介入まで、卓越した療法士たちの治療戦略の実際を紹介。若手療法士からベテランまで、運動疾患の基礎と死角を押さえ、「臨床の解決能力」を高める。「姿勢・動作・症状」にフォーカスし、臨床現場のリアルがそのまま伝わる、理学療法戦略の決定版。図版や写真で詳しく解説。 編:ボディパイオニア サイズ B5判/ページ数231 p/高さ 26cm ISBN:9784908637933 ------ 目次 ------ 第1章 股関節疾患の症状と動作 変形性股関節症の症状と動作 大腿骨頸部骨折の疫学と病態 異常歩行 第2章 膝関節疾患の症状と動作 変形性膝関節症の症状と動作 膝靱帯損傷の症状と動作 半月板損傷の症状と動作 第3章 足関節疾患の症状と動作 足関節背屈と底屈制限のリハビリ 距骨下関節に関する症状と動作 扁平足とアーチの症状と動作 ほか