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DESIGN SCIENCE_02【商品番号:053】
¥4,400
戦争を止めようとしない世界のなかで、デザインには何ができるか? 生きることとデザイン、柔らかいロボット、コンピュータメディアがうみだす新たな自然、Well designedな環境、カタチの科学──。養老孟司、吉本ばななをはじめ、作家、ロボット制作者、コンピュータサイエンティスト、デザイナー、心理学者らが「当たり前」の日常を見直し、「平和のためのDESIGN×SCIENCE」を提唱する。話題作「01号」(3刷)に続く、シリーズ第2弾。オールカラー/日英対訳付き。 【目次より】 はじめに/Introduction(深澤直人) 対談:三つの世界/Three Worlds(養老孟司+深澤直人) 人生とデザイン/Life and Design(吉本ばなな) 平和とデザイン/Peace and Design(暦本純一) 正気とロボット/Sanity and Robots(新山龍馬) Imaginary Nature(中村勇吾) デザインと科学における観察ということ/Observation in Design and Science(ジェーン・フルトン・スリ) 手斧と風景──傷と痕のつくり/Hand-axe landscape: scar and ridge features(ドブ・ガンチロウ) 平穏、落ち着きをもたらすデザイン/Design that brings peace and tranquility(佐分利敏晴) 新しい空気をデザインする/Designing a new atmosphere(日詰明男) 平和は灰色をしている/PEACE IS GRAY(ニツァン・デビ)
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ICTに負けてたまるか! 人間教師としてのプライド~ゆるぎなき"信念"宿る教育観の源泉ここに!【商品番号:044】
¥2,420
『教育技術』の連載を識者が直言する!現代こそ問われる“教師論”とは。 働き方改革やICT活用、子供主体の授業などが唱えられるが、教師の離職率や病休率は年々上昇しており、それは特に20代と50代に多い。その背景には「人間教師」としての生き方の揺らぎがある。「人と人との関わりを学ぶ」学校という教育システムの原点に返って教育の課題を一つ一つ点検すると、忘れてはならない大事な問題が振り落とされている。本書では、野口芳宏氏が小学館の『教育技術』で好評を博す連載を採録しながらテーマごとにその道の識者が対論を提示。教育者として真に必要な心構えを訴える渾身の1冊! 著者:野口芳宏 +村井淳志/小笠原喜一/長谷川博之/石井英真/山方貴順/谷 和樹/貝塚茂樹/樋口万太郎/村野 聡 サイズ 四六判/ページ数144p/高さ18.8cm ISBN:9784867570449 ------目次より------ 1章 野口芳宏の教育論 ・基礎基本の本質は「不変・不動」 コメント:村井淳志 ・子供中心主義がもたらしたもの コメント:小笠原喜一 ・活動あって指導なし、指導あって教育なし コメント:長谷川博之 2章 野口芳宏の「教師の資質・能力」論 ・研究テーマ「各自の自由研究」が大ブーイング コメント:石井英真 ・「教える」ためらい、子供への過信 コメント:山方貴順 ・教員の資質向上・私の実践論 コメント:谷和樹 3章 野口芳宏の「人生論」 ・世間の顔向けできない親の嘆き コメント:貝塚茂樹 ・お天気屋はダメだ―父親の教え コメント:樋口万太郎 ・この世を去る時「与えたものだけが残る」 コメント:村野聡
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創発と危機のデッサン ──新たな知と経験のフィールドワーク【商品番号:398】
¥2,750
現代社会の危機・閉塞感をどう突破するか? 「新たな現実性の創出」をキーワードに、人間の潜在能力を展開する方途を探る《現代思想のトライアル》 AIの無際限の可能性と陥穽、現象学・美学の展開可能性、歴史を形成するロマン派の知の再考、禅とオートポイエーシス、コロナ禍と精神分析の刷新、うつ病の世界最新の病態・治療論──。第一線の哲学研究者・精神分析家・医師・宗教者(禅僧)が現代社会における「知の停滞の源」を探りあて、難局の中で胎動する「理性・身体・心の新たな活動のモード」を創造する実践を描きだす。 編著者:河本英夫 サイズ A5判/ページ数308 p/高さ 21cm ISBN:9784909783981 ------ 目次より------ 序章:知の創発へ向けて(河本英夫) 第1章:情報科学のゆくえ(信原幸弘) 第2章:二重性の働きと現実性の創発──システムの未来(河本英夫) 第3章:現象学のプラグマティクス──内的経験の探り方(稲垣諭) 第4章:哲学にとって未来とは何か──徴候の解釈学(三重野清顕) 第5章:哲学史の未来―─哲学史化する哲学(松浦和也) 第6章:遂行的美学(大崎晴地) 第7章:Lucke──歴史の隙間(畑一成) 第8章:スマホ依存の哲学──テクノロジーへの逃避(岩崎大) 第9章:うつ病の新たな理論とその治療──「ベスリ理論」の挑戦(田中伸明) 第10章:精神分析の未来(十川幸司) 第11章:対談:ライフ・レッスン──経験はどこへ向かうか(藤田一照+河本英夫)
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ダ・ヴィンチ・システム 来たるべき自然知能のメチエ (ヒューマンフィールドワークス)【商品番号:397】
¥2,420
空前絶後の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。 いまだ解明されていない感覚と知の構想を膨大なデッサンと手稿から精緻に読みとく。 「私は自然から学ぶ」と言い、飛翔する鳥、洪水、回転式飛行機、人体解剖図と多彩なテーマでデッサンを描き、詳細な観察記録を残したダ・ヴィンチ。「運動」に最大の関心を向け、変化の中にその物の「個体性(そのものらしさ)」を探ったダ・ヴィンチの「自然知能の構想」を、人間の感覚・知性・経験を拡張するオートポイエーシス/システム論の牽引者が鮮やかに描きだす。 著者:河本英夫 サイズ A5判/ページ数 216p/高さ 21cm ISBN:9784909783974 ------ 目次より ------ ■第I章 見果てぬ構想──ダ・ヴィンチ・システム 1 同時代的な問いのウイング 2 思考・作業・経験──ダ・ヴィンチ・システム 1 3 ダ・ヴィンチの「注意能力」は何に向かっていたか──ダ・ヴィンチ・システム 2 4 エクササイズとしての経験──探求の方法論的な原理 ■第II章 生成するダ・ヴィンチ──主要草稿(1475~1519年)から 1 『トリヴルツィオ手稿』(1487~1491年、35~39歳) 2 『パリ手稿B』[アッシュバーナム手稿Iを含む](1487~1491年、35~39歳) 3 『パリ手稿A』[アッシュバーナム手稿IIを含む](1492年、40歳) 4 『マドリッド手稿I』(1493~1500年、41~48歳) 5 『鳥の飛翔に関する手稿』(1506年、54歳) 6 『パリ手稿F』(1508年、56歳) 7 『ウィンザー手稿』(1475~1518年) 8 『水の研究』[素描集、第一篇、風景・植物・水の習作](1509~1513年、57~61歳) 9 『解剖手稿A』(1510年、58歳) 10 『絵画の書』(メルツィ編) ■第III章 ダ・ヴィンチ的科学──人類史の不連続点 1 ダ・ヴィンチ的科学の特質 2 近代科学の前線 3 デュアル・リサーチへ
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現象学 未来からの光芒 ─新田義弘教授 追悼論文集【商品番号:372】
¥2,970
フッサールの直弟子にして共同研究者であったE・フィンクに師事し、日本の現象学を切り拓いた新田義弘。その先駆的な哲学を解き明かし、来たるべき現象学の多様な展開像を示す。 鷲田清一、谷徹、村田純一、斎藤慶典、河本英夫をはじめ、新田氏と親交を結び、その薫陶を受けた日独、第一線の哲学者らが綴る、渾身の追想と現象学の未来。 新田義弘(にった・よしひろ) 1929年生。東北大学文学部卒。東洋大学教授、2000年定年退任、同大学名誉教授。 専攻は現象学、解釈学。1969年よりドイツにわたり、現象学の創始者であるE・フッサールの弟子にして共同研究者でもあったE・フィンクに師事。 フッサールの後期思想を日本で初めて本格的に論じた『現象学とは何か』(紀伊國屋新書、1968年)は、鷲田清一氏をはじめ、現象学を志す若き研究者たちのバイブルとなった。 『哲学の歴史──哲学は何を問題にしてきたか』『世界と生命──媒体性の現象学へ』など著書多数。2020年3月15日、没。 編者:河本英夫 サイズ A5判/ページ数280 p/高さ 21cm ISBN:9784909783721 ------ 目次 ------ 鷲田清一「学恩を超える恩」 河本英夫「活動態の現象学」 谷徹「新田現象学と歴史」 村田純一「近さと隔たり」 山口一郎「媒体性の現象学に向かって」 高橋義人「文学と哲学の間」 稲垣諭「生きられた知の論理とその外部」 斎藤慶典「世界の存在構制と自由の/という可能性」 H・R・ゼップ「媒体としての人間」 B・ヴァルデンフェルス「東洋と西洋との出会い」 …他
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見えない世界を可視化する「哲学地図」─「ポスト真実」時代を読み解く10章【商品番号:373】
¥2,420
ウイルス、情報、性、民族、国家、権力、暴力、陰謀、環境問題など、 多様性と不確実性に満ちた出来事に直面し続ける現代を原理的、ジャーナリスティックにとらえる哲学の冒険。 編:河本英夫/稲垣 諭 サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm ISBN:9784909783738 ------ 目次より ------ 序 章:空白のスクランブル交差点 河本英夫 第1章:情報とウェルビーイング 信原幸弘 第2章:出来事と歴史の生成をめぐる試論 三重野清顕 第3章:自覚なきアモータリズム 岩崎大 第4章:生命認識の捻れと逆説 小松美彦 第5章:性というパフォーマンス 稲垣諭 第6章:民族という罠 河本英夫 第7章:無名の生と権力の語り 廣瀬浩司 第8章:平等主義と暴力の基層 小山裕 第9章:陰謀論を無毒化する 野村智清 第10章:流れる歴史──海洋と地球温暖化 畑一成 ◎現代を読み解くキーワード集:世界の輪郭線
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ゲーテ ポイエーシス的自然学の想像力:色彩論と生成する自然の力の源泉【商品番号:351】
¥5,940
人間の精神が最も活動的になる時、その溢れ出る源泉とは何か? カントが沈黙した地点で、ゲーテは語り続けた──。 芸術と科学の知られざる共通の根を「Phantasie(想像力)」と捉え、その奔放な創造性の秘密に、 「啓蒙主義的理性の底」を踏み抜いて迫ったゲーテ自然学の構想を、色彩論を柱に読み解く。 著者:畑 一成 サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm ISBN:9784909783516 ------ 目次 ------ ■第1部:ゲーテの自然学と色彩論 第1章「自然とその反動」芸術としての学/力を呑み込む自然/シェリングの双極化した力/… 第2章「色彩の四つの領域」色彩を帯びた影と本当の色彩/暗闇の中の物理学的色彩/色彩感情と色彩環/… 第3章「原現象」原現象の現実性と同一性/あらゆる植物の部分の根源的同一性/色彩の根源の探究/… ■第2部:カント認識論の反映におけるゲーテ自然学の方法論 第4章「カントの「アプリオリな総合判断」とゲーテのアプリオリ」原形態の認識論的カテゴリー化/… 第5章「直観的悟性」直観を通じてか概念を通じてか/カントにとっての発展の原理/判断力か悟性か/… 第6章「想像力:自然のように産出的」大公妃マリア・パウロヴナ宛ての手紙/理念としての形態/…
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大丈夫、死ぬには及ばない ──今、大学生に何が起きているのか【商品番号:489】
¥2,200
「なぜ生きなければいけないのでしょう?誰にも知られないように、この世界から消えてしまいたい」気づいてほしい。傷み、うつろう日々にも、生きていることのかすかで、そして確かな感触が君のなかにあることに―。「心の回復力」を育てる、事故と自己の現象学からの提言。 著者:稲垣 諭 サイズ:B6判/ページ数 254p/高さ 19cm ISBN:9784905374893 ------ 目次 ------ 序 章 大学生の数奇な日常 ある学生の告白/「私のこと、分かりますか?」/手首を切る、肩口を切る、そしてタバコの火を……/光が怖い/魂のしぶとさ/「死ぬには及ばない」──アーティスト、荒川修作の実践/脱力の哲学 第1章 幸福な「痛み」 痛みに支配される/痛みと辛さ/不愉快なほどの悦楽/意識を外れていくもの―─痛くない痛み/ 心の疑似的な安定化 第2章 「自傷」の玄人(ルビ:プロ) 癖とケアのあいだ/強迫という経験/切りつづけるなかで心が安定する/自傷の入り口─―「切ってみました」/「最近、切っていないなぁ」/なぜ自傷行為は反復されるのか/自傷を忘れる日のために 第3章 「離人」、静けさのなかにたたずむ 身体という事故/離人感と現実感消失症/世界がシャットダウンする/離人を手なずけるには/武器としての離人 第4章 ひとは「嘔吐」する 健全な吐き気/吐き気をもたらすもの/吐き気を覚えて人間になる/かぐや姫の戦略/美の皮肉と吐きつづけるもの/倦怠とユーモア/泣くことで能力を発揮する者たち/ 第5章 「倒錯」を友とするもの 倒錯の境目/「裸の王様」で一番バカなのは誰か/裸になりたいという欲望/学生のなかに「女王さま」がいた/「首輪をした男を連れてカフェに……」/笑いとこわばり/うんこの暴言/ 第6章 わたしの大切な他者、「小人」 コインのお月様/小人に出会うには?/移行対象/ヌイグルミを持つ学生/対象(a)という経験/何もない、空っぽの私/口に出してはいけない/まなざし、声、乳房、糞/対象(a)を活用する 第7章 死という「コトバ」に取り憑かれる 世界という枝葉に引っかかった生/死というコトバ/動物にも生と死はあるのだろうか/死に憑かれる者/太宰の毒/死の対話/山に取り憑かれる/死にそびれた生 第8章 標的に飢える「敵意」 他人が住む世界に怯えて暮らす/心の開き方/敵意の宛先/攻撃してくる者/「どうも好きになれない講義です」/アイデンティティの行方敵意がうごめく場所 終 章 「経験の事故」のなかで、「自己」は新生する 学生はなぜ赤裸々に語るのか?/経験の事故と自己/私は一度死んでいる/レジリエントな心―─心の関節と可動域/本書は何を行なってきたのか? 心の細菌になる
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国際バカロレア入門―融合による教育イノベーション【商品番号:417】
¥1,650
SOLD OUT
この一冊で国際バカロレア(IB)がわかる! IB教育の国内トップランナーによるIB入門書決定版。 著者:大迫弘和 サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 21cm ISBN:9784905374176 ------ 目次 ------ 第1章 これからの日本の教育 第2章 インターナショナルスクールの歴史と現在 第3章 インターナショナルスクールの子どもたち 第4章 国際バカロレア(IB)について(基本篇) 第5章 国際バカロレア(IB)について(思想篇) 第6章 概念学習と探究学習 第7章 インターナショナルスクール革命 第8章 融合による教育イノベーション
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iHuman AI時代の有機体-人間-機械【商品番号:307】
¥2,420
シンギュラリティ(技術的特異点)がひらく未来のヴィジョンを哲学・サイエンスの第一線の研究者と熟練・気鋭のアーティストが描く。 反実仮想、人間の終焉と拡張、情報技術時代のアート、創造と発生、人工生命──。 AI時代のキーワードを軸に、自然・人工・人間の3つの知能が協働する現場に踏み込み、有機体-人間-機械〈iHuman〉の進化の現実性を構想する。 著者:河本英夫/稲垣諭 サイズ A5判/ページ数255 p/高さ 21cm ISBN:9784909783073
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あらゆるところに同時にいる ─アフォーダンスの幾何学【商品番号:312】
¥2,750
知覚研究のシナリオを完全に書き換えた認知理論=アフォーダンス(生態心理学)。 その創始者ジェームズ・ギブソンは、その主著で“謎のような言葉"を残した。 『知覚の本質は、あらゆる場所に同時にいること』 『それが知覚の公共性、知覚のたのしみだ』 「知覚には時間がない」「意識と想起の自然」「視覚障害」…… “環境に溶けゆく身体"の諸相をつぶさに観察し、誰も踏み込めなかったアフォーダンスの核心をえがく。 著者:佐々木 正人 サイズ A5判/ページ数253 p/高さ 21cm ISBN:9784909783127 ------ 目次 ------ 第1章 情報は光のなかにある 第2章 あらゆるところに同時にいる──ジェームズ・ギブソンの視覚論 第3章 意識の横にある無意識 第4章 誕生し、消え去り、復活する──想起の「自然」についての覚書 第5章 すべてを使う──ミルトン・エリクソンと方法なき方法 第6章 遮蔽をこえる 第7章 フレデリック・ワイズマンの視覚 第8章 ノイズに意味が埋まっている──盲人の生活聴力 第9章 ダーウィンの方法──行為を個物の群に分解する 第10章 光に触れる──ジェームズ・タレルとの2つの対話 第11章 大切な皮膚と手──大野一雄のために 第12章 わたしは地面から離れている 第13章 『自動巻時計の一日』を読む──田中小実昌のために
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バートランド・ラッセル 反核の論理学者 ─私は如何にして水爆を愛するのをやめたか【商品番号:313】
¥2,860
西欧文明がゆきついた果て―核戦略の時代に生きる人間が想像力の裡から消し去ってはならないこと。ノーベル文学賞受賞という最高の栄誉と、投獄2回・教職剥奪2回という受難。数理論理学の大著『プリンキピア・マテマティカ』から世界平和を実現する構想に至るまで、みずからの生命の躍動のままに千変万化したバートランド・ラッセルの強烈なスピリットが蘇る―。大正日本、そして戦後日本の視点をとおし、いま描き出す新しいラッセル像! 著者:三浦俊彦 サイズ A5判/ページ数304p/高さ 21cm ISBN:9784909783134 ------ 目次 ------ 第1部 大正日本とラッセル(日本思想界のラッセル;人間ラッセル対極東) 第2部 ラッセルの機知と怒り(機知と怒り・素描;背徳としての論理) 第3部 核時代のドン・キホーテ(水爆愛、そして懐疑の終焉;ドン・キホーテ、立つ) 第4部 平和運動と自己(啓発された利己心・聖なる利己心;ファウストとしてのラッセル) 第5部 核の世界(滅亡のイメージ;戦後日本とラッセル)
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人間主義者、ブッダに学ぶ ─インド探訪【商品番号:715】
¥3,080
人気の仏教研究者が案内する、旅行感覚で読む仏教入門。 釈尊が苦行を経て覚りを開いたブッダ・ガヤー、最初の説法をしたサールナート。 釈尊の足跡を辿り、仏教の原点に迫る学びの旅を描く。 著者:植木 雅俊 サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 19cm ISBN:9784908637155 ------ 目次 ------ はしがき 第 一 章:デリーにて デリーの街の様子/「七つの都市」デリー/ラージガートにて ガンディー記念館/仏像彫刻の出現と三身論/インドの伝統舞踊 第 二 章:『法華経』をめぐるシンポジウム 清浄さを放つ白蓮の華/インド、中国、日本の『法華経』評価 人間の生き方としての『法華経』評価を/悪寒と下痢 第 三 章:バーラーナシーにて プロペラ機でバーラーナシーへ/洪水と仏教用語/バスでガートへ 船から眺めたガート/聖なる河・ガンジスバーラーナシーで死ぬのが最高?/ 穢れの観念/インド人の思惟方法 第 四 章:バーラーナシーからブッダ・ガヤーへ ガヤーとブッダ・ガヤー/国道2号線沿いの光景/学校と子どもたち 「レストラン」での休憩/インドの農業事情 第 五 章:ブッダ・ガヤーにて 二元的クーラー/インドのテレビ事情/国際電話の教訓 ヤモリの歓迎/インドの暑さと仏教用語/ブッダ・ガヤーの朝 大塔と菩提樹/アショーカの花と釈尊の誕生/インド仏教の壊滅 仏法東漸と仏法西還/「インド」の呼び方 第 六 章:ネーランジャラー河にて 悠久にして雄大な光景/楽しく美しい河岸 中村元博士のこと/インドのトイレ事情 第 七 章:釈尊の成道 釈尊の名前/出家前の生活/出家と修行/苦行の否定と成道 梵天勧請の意味するもの/降魔成道について/仏教とバラモン教 仏教の平等思想/日蓮の人間観/法を師とする/鬼子母神とザクロ 第 八 章:バーラーナシーの朝 早朝の散歩(その1)/招待されて家庭訪問/IT大国インド ゼロの発見と巨大数/事物の背後の普遍性を重視 第 九 章:サールナートと初転法輪 仙人住処・鹿野苑/初転法輪/言葉の限界と必然性/「コンダンニャが覚った」 アショーカ王のこと/初転法輪坐像/釈迦八相図/鹿野苑 アショーカ王石柱碑と破和合僧/教化活動と教団の形成 第 十 章:権威主義と人間主義 釈尊の帰郷/人間ブッダ・釈迦と平等主義/「自らを島とせよ」 小乗による釈尊の神格化と権威主義/ もの信仰で「自己」と「法」から視線を逸らす 釈尊の名前で出家者による金融業を正当化/大乗仏教による平等思想の復権 大乗・小乗の対立を止揚する『法華経』/権威主義と闘う『法華経』 ストゥーパ信仰への批判/聖地崇拝への批判 ブッダの巨大化への批判/神がかり的な救済への批判 第十一章:アグラとデリーにて 巨大な入道雲を抜け空路でアグラへ/インドの料理と音楽 早朝の散歩(その2)/映画大国インド/チャーイと揚げ菓子 「信ずる者は救われない」/快適なリキシャ/タージ・マハールにて シャタブディ・イクスプレスでデリーへ/ガンジー研究所を訪問 「生きていることが私のメッセージ」/旅の終わりと学びの始まり 第十二章:それからの二十五年 中村元博士との出会い/タゴールの仏教評価/英文著書の出版/博士号への挑戦 『法華経』の現代語訳で毎日出版文化賞/東工大世界文明センターでの講義 普及版『現代語訳 法華経』と対談本の出版/二十年後のラクシャーの守り 『維摩経』の現代語訳でパピルス賞/講演・講義の依頼にこたえて 評伝『仏教学者 中村元』の出版/悪意に満ちた中傷とデマの中で 中村先生の教えを胸に、ブッダの人間主義を学び続ける
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バンドマン修行で学んだプロ教師への道【商品番号:420】
¥2,200
私の青春は「キャバレーのバンドマンだった!」 そこで学んだことは私の一生の宝物だ。そこで出会った人たち、出会った音楽、出会った楽しくも厳しかった思い出…これらのすべてが、その後に始まった教師生活に全てが役に立った。経験したこと、失敗したことの全てを教師生活に生かすことができたのだ。 「島根県で一番目立ってやる!」そういう意気込みでスタートした「熱血教師生活のありのまま」を綴り、「教師人生はどんなに楽しくて厳しくて素晴らしいか?」また「教師像とはどうあるべきか?」について、ここにひとつの解答を出す!教師も生徒も親も、読んで楽しく役に立つ“島根のプロ教師吉川廣二”の波乱万丈・抱腹絶倒の熱い熱い「教師人生物語」。 著者:吉川 廣二 サイズ A5判/ページ数 164p/高さ 21cm ISBN:9784905374206 ------ 目次 ------ 第1章 新卒初日の経験がサークル活動のきっかけ 第2章 一年目の失敗集 第3章 教師修業の原点 第4章 バンドマンになるきっかけ 第5章 キャバレーで学んだこと 第6章 プロの世界は厳しい! 第7章 珈琲専門店で厳しい修業!? 第8章 接客商売は楽じゃない 第9章 若い頃の奮闘記(新聞に連載)
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ノブレス・オブリージュの「こころ」 ─“リーダーは世のため人のためにあれ” (信州倶楽部叢書)【商品番号:428】
¥1,650
戦後の混乱期から現在に至る60年もの間、日本の教育界を常に先頭に立ってリードしてきた著者が日本の未来に向けて贈る、熱い熱いメッセージ。 著者:大沼 淳 サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm ISBN:9784905374282 ------ 目次 ------ 第1章 ファッション文化が近代日本をつくった―「宮廷衣装の洋装化」にみる近代化の成功要因 第2章 近代日本を支えた教育の変遷と未来―近代化を支えたのは地方の自由な私塾で学んだ若者たちだった 第3章 “風来花自笑”―日本は強い者が勝ってはいけない社会をつくってきた 第4章 私の辿ってきた道―“運命という名の絆” 第5章 ふるさとを想う―私は信州に生まれて本当に良かった 第6章 私の人生観から―人間は“時代と環境の交差点”を飛び出して生きることはできない
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COVERED BRIDGE ─過去から未来へと続く橋【商品番号:436】
¥2,200
グローバル社会を生き残るために心得ていなくてはならないキリスト教の哲学、愛とは 今後の日本人にとって、グローバルな視点で世界をとらえる場合、キリスト教を、どのようにとらえ、理解しているかは極めて重要なことと言える。 世界中の実際の生活では、キリスト教は人々の考え方に大きな影響力があり、とりわけ、特に医学の世界の中ではキリスト教の考えかたは、大きな存在感を持っている。 それを理解しているか否かは、今後日本が生き残っていくためには重要なファクターと言える。 国際交流の場でも、医学の世界でも、またビジネスにおいても重要なキリスト教の精神と哲学と愛を、解りやすく解き明かしたのが本著である。 著者:三浦 徹大 サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 22cm ISBN:9784905374367 ------ 目次 ------ 「愛は単純明快」 「愛の抽象的具体性」 「愛の特色」 「愛の中で成長する」 「愛の背景」 「愛の至高性」 「愛の永遠性」 「教育と愛」 「結婚と愛」 「愛と自由」 「ニーチェの運命愛とキリスト教批判」